自動改札機のメーカーについて
2005年7月20日公開
このページについて
 このページでは各社の自動改札機について、私がメーカー区分の判断基準としている箇所をクローズアップしてご紹介しています。自動改札機を製造している主なメーカーと機種についてはこちらをご覧ください。
 前ページでご紹介したとおり、最近普及している検知バーがないタイプ(バーレスタイプ)の改札機はメーカー間の違いを外観で判別することは比較的容易です。しかし、ひとつ前の世代の改札機に関しては細部の違いによるメーカーの判断が必要となってきます。まずはバーレスタイプの改札機のデザインの違いについてもう一度ご確認ください。
東芝製
東京メトロ
日本信号製
名鉄
オムロン製
京成
 次にバーがあるタイプについてですが、改札機を製造している3つのメーカー(日本信号・東芝・オムロン)のうち、日本信号については比較的判別が容易です。
日本信号の改札機は他の2社に比べて全体的に丸みを帯びているのがポイントです。特に、下の図で示している部分が特徴的です。
 残る東芝とオムロンの判別ですが、決定付けるのは東芝には筐体下部に機内の放熱用と思われるルーバーがあるのに対し、オムロンにはありません。また、これは実際に測って確認したわけではないのですが、オムロンよりも東芝のほうが筐体の幅がいくぶん広くなっているように見えます。
オムロン
京成電鉄
東芝
京成電鉄
問題のルーバーを拡大したのが下の画像です。
おわりに
 ご覧の通り、改札機の細部を観察することでメーカーをある程度判別できることがお分かりいただけたと思います。改札機も券売機と同様にOEM生産を行っているメーカーがある(未確認。以前高見沢が東芝の機械をOEM生産していたようです)ので必ずしも断言できるわけではありませんが、これ以外にも相違点があるかもしれません。これからも取材を続けていく上で判別のポイントになる箇所がありましたらご紹介していこうと思います。
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